“巨杉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおすぎ75.0%
すぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姿はやっぱり見えないけれども、それは焚火の燃え残っている四丈八尺の巨杉おおすぎの幹の中程から起ったことはたしかであります。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その巨杉おおすぎの横枝へ、馬上の謙信のすがたは支えられたかと思われたが、屈身、一躍すると、もう混雑の人々の中へ放生月毛の脚は踏みこんでいた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)