“左近衛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さこんえ85.7%
さこんえの14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とくに、こんどは、官軍六万をひきい、山陽山陰十六ヵ国からなにを徴用してもよい管領権までを賜わってきた左近衛さこんえ中将義貞なのだ。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左馬寮さまりょう右馬寮うまりょうの馬が前庭に並べられ、左近衛さこんえ右近衛うこんえの武官がそれに添って列立した形は五月の節会せちえの作法によく似ていた。
源氏物語:33 藤のうら葉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
従四位下にじょされ、左近衛さこんえの少将に任ぜられたという——厄介なお坊ちゃんであると知れたのである。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)