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左様
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さい
ふりがな文庫
“
左様
(
さい
)” の例文
旧字:
左樣
『
左様
(
さい
)
でございますか。』とか、繰返し/\教へるのであつたが、二人は胸の中でそれを
擬
(
ま
)
ねて見るけれど、仲々お吉の様にはいかぬ。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「
左様
(
さい
)
で、ござりません。仁丹が
可
(
よ
)
うござりますやろ。」と
夕間暮
(
ゆうまぐれ
)
の
薬箪笥
(
くすりだんす
)
に手を掛ける、とカチカチと鳴る
環
(
かん
)
とともに、額の抜上った首を振りつつ
大
(
おおき
)
な眼鏡越にじろりと
見
(
や
)
る。
浮舟
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
郷里
(
くに
)
言葉の『
然
(
そ
)
だすか。』と『
左様
(
さい
)
でございますか。』とは、第一長さが違ふ。二人には『で』に許り力が入つて、兎角『さいで、ございますか。』と二つに切れる。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
左
常用漢字
小1
部首:⼯
5画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“左様”で始まる語句
左様々々
左様左様
左様然
左様右様
左様だとも
左様御承知被下度候