山陽さんやう)” の例文
然れどももし道楽以上の貼札はりふだを貼らんとするものあらば、山陽さんやうを観せしむるにかず。日本外史にほんぐわいしかくも一部の歴史小説なり。画に至つてはゑつか、つひにつくねいもの山水のみ。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
友だち同志なれど、山陽さんやうの才子ぶりたるは、竹田より遙にしなくだれり。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)