山窟さんくつ)” の例文
山窟さんくつの賊が、鎮台の将と内通しているようなみだれでは、まるで無政府同様なざまではないか。すぐさまって、黒白をつけてまいれ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、急な疾風雲はやてぐものように、山窟さんくつの門から駆けだして行った。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)