山側やまばた)” の例文
確に別天地からかようて来る、聴くまゝに耳澄み心澄み魂も牽き入れらるゝ様ななつかしいである。人夫にきくと、果して斗満川とまむがわであった。やがて道は山側やまばたをめぐってだら/\下りになった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)