“斗満川”の読み方と例文
旧字:斗滿川
読み方割合
とまむがわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斗満川とまむがわの水源、志ある人と共にうち越えて其山の月を東に眺めんと関翁が歌うたキトウス山ではあるまいか。関翁の心はとく彼山を越えて居る。然しながら翁も老齢ろうれい已に八十を越した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
確に別天地からかようて来る、聴くまゝに耳澄み心澄み魂も牽き入れらるゝ様ななつかしいである。人夫にきくと、果して斗満川とまむがわであった。やがて道は山側やまばたをめぐってだら/\下りになった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
果ては声音せいおん一斉いっせい軒昂けんこう嗚咽おえつして、加之しかも始終しじゅう斗満川とまむがわ伴奏ばんそう
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)