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屡次
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るじ
ふりがな文庫
“
屡次
(
るじ
)” の例文
宗義智はこの数年間
屡次
(
るじ
)
にわたつて朝鮮側と屈辱的な折衝を重ね、太閤の意志とうらはらな
返翰
(
へんかん
)
を得て、之を中途で握りつぶしてゐたのであるから、露顕の恐怖に血迷つた。
二流の人
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
これだけでは十分な測量が出来ませんからで、技術上
是非
(
ぜひ
)
劍山に二等測量標の建設を必要とするのであります、前年来
屡次
(
るじ
)
登攀
(
とうはん
)
を試みましたが毎時登る事が出来ず失敗に帰しましたが
越中劍岳先登記
(新字新仮名)
/
柴崎芳太郎
(著)
これがその本来の理想の実現を妨げて、地上に刃を
齎
(
もたら
)
す事が
屡次
(
るじ
)
である。その結果は
枕骸
(
ちんがい
)
野に
遍
(
あまね
)
く草木もために凄悲するという惨憺たる光景を呈するに至る。生きながらの地獄である。
永久平和の先決問題
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
けだし「般若波羅蜜多」という事は、
屡次
(
るじ
)
申し上げたごとく、彼岸へ渡るべき智慧の意味であり、同時にそれは迷いのこの岸から、悟りの彼岸へ渡った、仏のもっている智慧であります。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
“屡次”の意味
《名詞》
屡次(るじ)
度重なること。
(出典:Wiktionary)
屡
漢検準1級
部首:⼫
12画
次
常用漢字
小3
部首:⽋
6画
“屡”で始まる語句
屡々
屡
屡〻
屡叩
屡瞬
屡ゝ
屡屡
屡〻見