少量すこし)” の例文
二人は、おりんの屍骸の臀部でんぶから少量すこしの肉を切り取って明日の捏ねに混ぜることにした。自分自身の一部を手に下げておりんはほほほと笑った。
それと、油の這入つた瓶と羽根はねも見つけて、鍵と錠前に油を引いた。私は水を少しとパンを少量すこしとつた。
その晩、三吉は少量すこしばかりの酒に酔ったと言って、表座敷の方へ横に成りに行き、嘉助も風呂を貰って入りに裏口の方へ廻った。奥座敷には達雄夫婦二人ぎりと成った。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)