“少弐頼尚”の読み方と例文
読み方割合
しょうによりひさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん、足利がたの浜の手、少弐頼尚しょうによりひさの一軍は、すでに駒ヶ林へその先駆せんくを突ッかけて来、直義ただよしの本軍も、西国街道を、驀進ばくしんしていた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するうちに、序戦、ここの正面へ当って来たのは、少弐頼尚しょうによりひさを主将とする筑紫つくし諸党の兵——つまり浜の手隊の先鋒せんぽうだった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして戦いに破れると九州へ逃げ落ちてゆき、直義と仲のよい少弐頼尚しょうによりひさのふところへってしまった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)