“尚少”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もうすこ50.0%
もすこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
乃公は何時でも後で後悔する。尤も牧師さんも人間は後悔するようでなくてはいけぬというから、是で善いのかも知れぬ。それは兎に角乃公は川へ落ちて尚少もうすこしで死ぬ所だった。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
自分は帰りの便船を待つべき三日間をば尚少もすこし遠く尚少し離れた処に送りたいと思ひ、ホテルの案内書をたよりにして島原の小浜をばまと云ふ海岸に赴いたのである。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)