“小鯵”の読み方と例文
読み方割合
こあじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
梅は小鯵こあじの色のいのが一山あるのに目を附けて、値を聞いて見た。すると上さんが、「お前さんは見附けない女中さんだが、どこから買いにおいでだ」
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
娘は時々バケツを提げて、母親に水などんで来てやった。台所をきちんと片づけて行くこともあった。娘が拵えてくれた小鯵こあじの煮びたしは誰の口にもうまかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)