“こあじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小鰺75.0%
小鯵16.7%
小味8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山「なに海の釣は餌が違うよ、えびで鯛を釣るという事があるが其の通り海の餌はいきた魚よ、此の小鰺こあじを切って餌にするのだ」
娘は時々バケツを提げて、母親に水などんで来てやった。台所をきちんと片づけて行くこともあった。娘が拵えてくれた小鯵こあじの煮びたしは誰の口にもうまかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
はもは小味こあじないい脂肪があるために、味が濃くなく、舌ざわりがすこぶるいい。しかも、やり方が簡単だから、関西人でこの茶漬けを試みない者はなかろう。
鱧・穴子・鰻の茶漬け (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)