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小頸
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こくび
ふりがな文庫
“
小頸
(
こくび
)” の例文
小頸
(
こくび
)
を傾けるようにして、「何でも三条とか、油の小路とか聴いたように思うけど、委しいことは、よう知りまへん」
狂乱
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
女は、え? と聞き直すように
小頸
(
こくび
)
をかしげて私のほうを見て、当惑そうに幽かに笑いました。聞えないのです。
風の便り
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「えゝ、子供は泣くでせうね。ほゝ。だけど凡そ怖いのとは反対よ。貴方、昔はさぞ立派だつたでせうね。ほんとにどんなに立派だつたでせう。今だつて貴方が其処に坐つていらつしやると何だか他の人達が貧弱で、見すぼらしくつて気の毒なやうですわ。だけど、」と君香は
小頸
(
こくび
)
を
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
電車を降りると柳沢は先に立って歩きながら
小頸
(
こくび
)
を傾けて
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
「
旦那
(
だんな
)
が来ているのだろうか?」と、
小頸
(
こくび
)
を傾けてみた。
霜凍る宵
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
頸
漢検準1級
部首:⾴
16画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父