“こくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小首77.8%
小頸18.5%
黒眉3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広子は小首こくびを傾けながら、時々返事をする代りに静かな点頭てんとうを送っていた。が、内心はこの間も絶えず二つの問題を解決しようとあせっていた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
女は、え? と聞き直すように小頸こくびをかしげて私のほうを見て、当惑そうに幽かに笑いました。聞えないのです。
風の便り (新字新仮名) / 太宰治(著)
男は、叉手さしゅの礼をしたまま、黙然と面をあげた。朱面黒眉こくびくち大きくはなひいで、容貌見るべきものがある。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)