小野梓おのあずさ)” の例文
矢野文雄やのふみお小野梓おのあずさと並んで改進党の三領袖りょうしゅうとして声望隆々とした頃の先夫人は才貌さいぼう双絶の艶名えんめいを鳴らしたもんだった。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
その時分義真君が我輩に向って言うよう、私の義弟に小野梓おのあずさという者がありまして、今は英国に留学しております。
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
ついに血を吐いて倒れた小野梓おのあずさ君をはじめ、本日此処に列席されている高田早苗たかださなえ君、それから天野為之あまのためゆき
早稲田大学 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
その時には小野梓おのあずさ君、それから先刻市島君から申された六、七人の大学の人がこの時はまだ卒業はしていなかった、今に卒業しようという前に小野梓君が連れて私の所に六
小野梓おのあずさ君は、我輩の最も大切な友人の一人であって、年齢よりいえば我輩の後輩であった。
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)