小野宮おののみや)” の例文
小右記しょうゆうき』を読みつづけて、小野宮おののみや右大臣実資さねすけを夢に見たとか、『台記たいき』を写したとかいう位であるから、その方も相当本格的な勉強だったといえるし、職務にも精励だった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
小野宮おののみや大臣おとどと二条関白とが、ひとりの遊女香爐を挟んでの恋争いやら何やらを、史書にあさると限りがない。「栄花物語」「更級日記」「大和物語」「東鑑(吾妻鏡)」等々々。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)