小瀟洒こざっぱり)” の例文
と約束して、これから森松は借物の羽織で小瀟洒こざっぱりした姿なりをして出掛けてき、立花屋の門口から
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おかなさんが、こんな処によくいられたもんだ」お島は不思議に思ったが、それでも女のいるところは、小瀟洒こざっぱりした格子造の家であった。家のなかには、東京風の箪笥たんすや長火鉢もきちんとしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)