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小国
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おぐに
ふりがな文庫
“
小国
(
おぐに
)” の例文
旧字:
小國
六三
小国
(
おぐに
)
の三浦某というは村一の
金持
(
かねもち
)
なり。今より二三代前の主人、まだ家は貧しくして、妻は少しく
魯鈍
(
ろどん
)
なりき。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
米沢の城下から北の
方
(
かた
)
二十里にして
小国
(
おぐに
)
という町がある。ここは代官並に手代在番の処である。それからまた北に三里、
入折戸
(
いりおりど
)
という戸数僅かに七軒の離れ村がある。
壁の眼の怪
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
その老婆は、蟹田村から更らに一里近く山手に入った
小国
(
おぐに
)
村のものであった。私はこの老婆と、その一夜を炉端で明したのだが、老婆は、私を相手にさまざまの身の上話をした末に
飢餓地帯を歩く:――東北農村惨状報告書――
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
小国
(
おぐに
)
町南小国村芋水車
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
茫然
(
ぼうぜん
)
として後にはだんだん恐ろしくなり、引き返してついに
小国
(
おぐに
)
の村里に出でたり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
三〇
小国
(
おぐに
)
村の何某という男、或る日早池峯に竹を
伐
(
き
)
りに行きしに、
地竹
(
じだけ
)
のおびただしく茂りたる中に、大なる男一人寝ていたるを見たり。地竹にて編みたる三尺ばかりの
草履
(
ぞうり
)
を
脱
(
ぬ
)
ぎてあり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“小国”の意味
《名詞》
領土が小さな国。勢力が弱い国。
令制国の区分である下国の異称。
にわとりの品種の一つ。
《固有名詞》
(おぐに)日本の地名。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“小国”で始まる語句
小国人
小国王
小国郷
小国露堂