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小卓
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こづくゑ
ふりがな文庫
“
小卓
(
こづくゑ
)” の例文
紳士はそれを聞くと、黙つて婦人を連れて窓際の
小卓
(
こづくゑ
)
に案内した。
卓
(
つくゑ
)
の上には
真紅
(
まつか
)
な花が酒のやうな甘つたるい
香気
(
にほひ
)
を漂はしてゐた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
わしはその帳面を
小卓
(
こづくゑ
)
の押匣へしまつておいたのぢや。そら、諸君も御存じぢやらう、あの、戸口を入つた直ぐとつつきの隅にある
小卓
(
こづくゑ
)
なんで……。
ディカーニカ近郷夜話 後篇:04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
やがて彼女は白い湯気のぽうと立ちのぼつて居る洗面器を
小卓
(
こづくゑ
)
に乗せて入つて来た。そして温かいタオルを絞つて呉れた。そんな時私は他の患者達が眼を覚さないことを望んだ。
世の中へ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
ちやうどその時は、アデェルが私の手をとつて部屋をあちこち連れて歩いて、美しい本だの壁にとりつけた
小卓
(
こづくゑ
)
や
小箪笥
(
こだんす
)
の上の飾物だのを見せてゐたのだが、私たちは
素直
(
すなほ
)
に主人の言葉に從つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
丁寧な紳士が
小卓
(
こづくゑ
)
の
側
(
そば
)
を離れようとすると、婦人は献立表を手に持つたまゝ、女王のやうな気取つた声で慌てて呼びとめた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
小卓
(
こづくゑ
)
のところへ行つてしらべて見ると、どうぢやらう——くだんの帳面が半分くらゐの丁数になつてをるではないか! あとは残らず婆さんめ、
肉饅頭
(
ピロシュキ
)
を焼くたんびに
ディカーニカ近郷夜話 後篇:04 イワン・フョードロヸッチ・シュポーニカとその叔母
(新字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
……ソフィーさまは
小卓
(
こづくゑ
)
に向つて、何やら縫物をしていらつしやる。
狂人日記
(旧字旧仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
「どこか窓に近い
小卓
(
こづくゑ
)
はありませんか。」
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“小卓”の意味
《名詞》
小卓(しょうたく)
小さい机。小机。
(出典:Wiktionary)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
卓
常用漢字
中学
部首:⼗
8画
“小卓”で始まる語句
小卓子