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ふりがな文庫
“
寺奴
(
ヤツコ
)” の例文
寺奴
(
ヤツコ
)
は、二
言
(
コト
)
とは問ひかけなかつた。一晩のさすらひでやつれては居ても、服裝から見てすぐ、どうした身分の人か位の判斷は、つかぬ筈はなかつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
寺奴
(
ヤツコ
)
は、二
言
(
コト
)
とは問ひかけなかつた。一晩のさすらひでやつれては居ても、服裝から見てすぐ、どうした身分の人か位の判斷は、つかぬ筈はなかつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
寺奴
(
ヤツコ
)
は、二
言
(
コト
)
とは問ひかけなかつた。一晩のさすらひでやつれては居ても、服装から見てすぐ、どうした身分の人か位の判断は、つかぬ筈はなかつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
岡の陰から、恐る/\頭をさし出して問うた一人の
寺奴
(
ヤツコ
)
は、あるべからざる事を見た樣に、自分自身を咎めるやうな聲をかけた。女人の身として、這入ることの出來ぬ結界を犯してゐたのだつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
岡の陰から、恐る/\頭をさし出して問うた一人の
寺奴
(
ヤツコ
)
は、あるべからざる事を見た樣に、自分自身を咎めるやうな聲をかけた。女人の身として、這入ることの出來ぬ結界を犯してゐたのだつた。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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岡の陰から、恐る/\頭をさし出して問うた一人の
寺奴
(
ヤツコ
)
は、あるべからざる事を見た様に、自分自身を
咎
(
トガ
)
めるやうな声をかけた。女人の身として、
這入
(
ハヒ
)
ることの出来ぬ結界を犯してゐたのだつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“寺”で始まる語句
寺
寺院
寺内
寺泊
寺中
寺男
寺詣
寺町
寺島
寺門静軒