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寸断寸断
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ずたずた
ふりがな文庫
“
寸断寸断
(
ずたずた
)” の例文
嫉妬などの為に此の顔の美しいのが恨めしいなどと云って殺した上で顔を
寸断寸断
(
ずたずた
)
に切るなどの例が幾等もありますよ
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
父——私は、ただそうとのみ感じただけで、その瞬間、神経が
寸断寸断
(
ずたずた
)
にされたような、痳痺を覚えました。
オフェリヤ殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
高く差し上げた旗が横に
靡
(
なび
)
いて
寸断寸断
(
ずたずた
)
に散るかと思うほど強く風を受けた
後
(
のち
)
、
旗竿
(
はたざお
)
が急に傾いて折れたなと疑う
途端
(
とたん
)
に浩さんの影はたちまち見えなくなった。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
どこの雑誌へ出しても没書になる価値は充分あるのだから、頭脳の不透明をもって鳴る主人は必ず
寸断寸断
(
ずたずた
)
に引き裂いてしまうだろうと
思
(
おもい
)
のほか、打ち返し打ち返し読み直している。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
此の重みに
圧
(
おさ
)
れては身体は
寸断寸断
(
ずたずた
)
であろうと思ったが、爾ほどでもなく、拾い集めずとも身体だけ纒って居る、扶けつつ起して見ると肩も腰も骨が挫けて居る様子で少しの感覚もない。
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
“寸断”で始まる語句
寸断
寸断々々