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寨門
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さいもん
ふりがな文庫
“
寨門
(
さいもん
)” の例文
谷のうちを見わたすに諸所に
柵
(
さく
)
あり
壕
(
ごう
)
あり、また新しき
寨門
(
さいもん
)
や糧倉などは見えますが、守備の兵はことごとく南山の一峰へ逃げ退いているようです。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼方に魏延の一軍が見えたことも懸念になったし、なお彼をたじろがせたものは、近の穀倉や
寨門
(
さいもん
)
に添うておびただしく枯れ柴の積んであることだった。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寨門
(
さいもん
)
を出ていった蛮将は、幾手にも分れて、待ち伏せていた。昼間のうちに、孔明の偽使者をつかって、董荼奴と阿会喃へ呼びだしをかけていたのである。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしその後は、刀、弓、
箭
(
や
)
、
戟
(
げき
)
、
矛
(
ほこ
)
などを
寨門
(
さいもん
)
に植え並べ、陸上の陣
稽古
(
げいこ
)
、水上における舟いくさの教練など、いや朝夕の規律まで、前よりもはるかに厳しい。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「仕方がねえ。山じゅうの
寨門
(
さいもん
)
を堅固に閉めておいて、てめえ、二龍山へ一ト走り行って来い」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それを追ッかけて、山腹の
寨門
(
さいもん
)
までせまッてゆくと、こんどは待ッてましたとばかり、山上諸所から
鵝卵石
(
つぶて
)
の雨が降ってきた。ところへまた、後方の鎮台隊から伝令の兵があって。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それでも典韋は、
寨門
(
さいもん
)
を死守して、仁王のごとく突っ立っていた。
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
寨門
(
さいもん
)
を閉じろ」
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寨
漢検1級
部首:⼧
14画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“寨”で始まる語句
寨
寨中
寨主
寨首
寨友
寨外
寨上
寨兵
寨員
寨城