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寄居虫
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やどかり
ふりがな文庫
“
寄居虫
(
やどかり
)” の例文
寄居虫
(
やどかり
)
で釣る
小鰒
(
こふぐ
)
ほどには、こんな伯父さんに
馴染
(
なじみ
)
のない、人馴れぬ里の児は、目を光らすのみ、返事はしないが、
年紀上
(
としうえ
)
なのが、
艪
(
ろ
)
の手を止めつつ、けろりで、合点の
目色
(
めつき
)
をする。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その日の夕方思い付いて字引でみのむしというのを引いてみると、この虫の別名として「
木螺
(
ぼくら
)
」というのがあった。なるほど這って行く様子はいかにも
田螺
(
たにし
)
かあるいは
寄居虫
(
やどかり
)
に似ている。
小さな出来事
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
その
勢
(
いきおい
)
にすっかり
脅
(
おび
)
えて、子供達は
干潟
(
ひがた
)
の
寄居虫
(
やどかり
)
のようにあわてて逃出した。
果樹
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
“寄居虫(ヤドカリ)”の解説
Paguroidea
Paguroidea
ヤドカリ(宿借、寄居虫)は、十脚目ヤドカリ上科 Paguroidea の中で、主として巻貝の貝殻に体を収め、貝殻を背負って生活する甲殻類を指す日本語の名称である。古語では「かみな」(転じて「かむな」「かうな」「がうな」「ごうな」など)と呼ばれていた。エビやカニと同じ十脚目だが、貝殻等に体を収めるために体型が変形している。
(出典:Wikipedia)
寄
常用漢字
小5
部首:⼧
11画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
“寄居”で始まる語句
寄居
寄居蟹
寄居浜
寄居貝