寄宿舎きしゅくしゃ)” の例文
旧字:寄宿舍
「うん、そういえば、立花先生はよく学校を休むね。それにどこへいくのか、ときどき寄宿舎きしゅくしゃからいなくなることがあるという話だよ」
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
(ここは何かの寄宿舎きしゅくしゃか。そうでなければ避病院ひびょういんか。とにかく二階にどうもまだだれのこっているようだ。一ぺん見て来ないと安心あんしんができない。)
ガドルフの百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
〕まだ来ないものは仕方しかたない。さっきからもう二十分もったんだ。もっともこのみちばたの青いいろの寄宿舎きしゅくしゃはゆっくりしてさわやかでよかったが。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)