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宿無
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やどなし
ふりがな文庫
“
宿無
(
やどなし
)” の例文
そこで、セエラは帳場によりかかって、お天気の悪い日、ひもじそうな
宿無
(
やどなし
)
の子を見たら、パンを恵んでやってくれと、頼みました。
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
そうしてその三人が三人ながら、
宿無
(
やどなし
)
である。顔も洗わず朝飯も食わずに、雲の中を迷って歩く連中である。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
花弁
(
はなびら
)
が一輪ヒラ/\/\と舞込みましたのをお嬢さんが、斯う持った……
圓朝
(
わたくし
)
が
此様
(
こん
)
な手附をすると、
宿無
(
やどなし
)
が
虱
(
しらみ
)
でも取るようで
可笑
(
おかし
)
いが、お嬢さんは
吻
(
ほっ
)
と溜息をつき
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
恋に
間隔
(
へだて
)
は無いとは云え、
此方
(
こっち
)
は
宿無
(
やどなし
)
の乞食も同様で、
山𤢖
(
やまわろ
)
の兄弟分とも云うべき身の上では、余りに
間隔
(
へだて
)
が有り過ぎて、
到底
(
とても
)
お話にも相談にもなる訳のもので無い。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この小僧は
宿無
(
やどなし
)
に違ないんだが、こんなに小さい、こんなに淋しい、そうして、こんなに度胸の
据
(
すわ
)
った宿無を、今までかつて想像した事がないものだから、宿無とは知りながら
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“宿無”で始まる語句
宿無犬