家竝やなみ)” の例文
新字:家並
大藝術家の夫人が窓越しに弟子の話すのを許すと云ふさばけた所作しよさをさう思ふのであつた。此處からはずつと向うが見渡される。起伏した丘にあるムウドンの家竝やなみや形の好い陸橋なども見える。
巴里の旅窓より (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
いつまでかもとほる鹿ぞ夜のまち家竝やなみの庇霜くだるなり
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)