“家政婦（かせいふ）” の例文

博士（はくし）は食事をやめて、窓（まど）ぎわに寄って外を見た。それから家政婦（かせいふ）にいいつけて、家じゅうの窓や戸のカギを調べさせた。どこにも手落ちはなく、透明人間が忍（しの）びこむすきは、どこにもない。

透明人間 (新字新仮名) ／ ハーバート・ジョージ・ウェルズ(著)

おばさんは、家政婦（かせいふ）さんか、女中（じょちゅう）さんでありました。雇（やと）われるお家（うち）がわからなくて、困（こま）っているのです。ちい子（こ）ちゃんは、白（しろ）い新（あたら）しいたびをはいているおばさんが、なんとなく気（き）の毒（どく）になりました。

鳥鳴く朝のちい子ちゃん (新字新仮名) ／ 小川未明(著)

“家政婦”の意味

《名詞》
家政婦（かせいふ）

その家の人に代わって家事を行うことを仕事にしている女性。
(出典:Wiktionary)

“家政婦”の解説

家政婦（かせいふ）とは、家庭における家事を補助・代行する職業であり、またその仕事を行う女性のことを指す日本国内での呼称である。お手伝いさんとも呼ばれる。なお、男性が行う場合では、家政夫（かせいふ）と呼ばれる。世界的には、家庭内労働者や家事代行者と呼ばれることが多い。
同じく家事労働を行う女性の職業呼称であるメイドや女中と同義語とされることもあるが、特に後述する就業形態や歴史的経緯の面で区別して用いられることが多い。また、ハウスキーパーの訳として家政婦が当てられることもあるが、本来のハウスキーパーはメイドたちを統括する一種の管理職であり、現代の日本語でいう家政婦のイメージとは異なる。
(出典:Wikipedia)

家	常用漢字 小２ 部首:⼧ 10画
政	常用漢字 小５ 部首:⽁ 9画
婦	常用漢字 小５ 部首:⼥ 11画