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宵暗
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よひやみ
ふりがな文庫
“
宵暗
(
よひやみ
)” の例文
間もなく田代屋を拔け出した一人の女——小風呂敷を胸に抱いて後前を見廻し乍ら水道端の
宵暗
(
よひやみ
)
を關口の方へ急ぎます。
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
山鴫は
枝垂
(
しだ
)
れた木々の間に、薄白い羽裏を
閃
(
ひらめ
)
かせながら、すぐに
宵暗
(
よひやみ
)
へ消えようとする、——トウルゲネフはその瞬間、銃を肩に当てるが早いか、器用にぐいと引き金を引いた。
山鴫
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
三十間堀へ來ると、
宵暗
(
よひやみ
)
乍
(
なが
)
ら、向うへ急ぎ足に男女の人影。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
宵
常用漢字
中学
部首:⼧
10画
暗
常用漢字
小3
部首:⽇
13画
“宵”で始まる語句
宵
宵闇
宵月
宵宮
宵々
宵寝
宵祭
宵越
宵啼
宵毎