宥覚ゆうかく)” の例文
還幸かんこうの人数は、もう山を離れだしている。——供奉ぐぶには、吉田内府をはじめ、公卿あらかたと、山徒さんとの道場坊宥覚ゆうかくなどもお供して行った。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、まず道場坊宥覚ゆうかくをひきだして、阿弥陀あみだみねのふもとで斬り、また、本間孫四郎ほか数名を、三条河原で首斬らせた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さらに、南岸坊の僧都そうず、道場坊の宥覚ゆうかくなども、千余の僧兵をひきいて行宮あんぐうをかためにかかった。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「たとえば、山徒さんとの張本、道場坊宥覚ゆうかくのごとき者でございまするが」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
遊軍、山徒さんとの僧兵千余人 延暦寺えんりゃくじノ僧、道場坊宥覚ゆうかく
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)