“室着”の読み方と例文
読み方割合
へやぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十一月の事で寒いから二つの布団の上に小蒲団を敷き、藤掛鼠ふじかけねずみ室着へやぎの上へぬいもようの掻巻袍かいまきどてらを羽織り、寒くなると夜着よぎをかける手当が有りまする。
これを形見にとて譲られた合口を持ったなり、とこをいざり出て、そっと音のしないように雨戸を明け、室着へやぎの儘ですそを敷いたなりで、そろ/\と飛石伝とびいしづたいに