“飛石伝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とびいしづた80.0%
とびいしづたい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここが近いからこの辺から渡って来たろうなどと、まるで飛石伝とびいしづたいのような早合点はやがてんをする人を、笑ってもよいことになるのである。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
翌十八日は、フランス飛行家シャプラン氏の世界一周機が、郊外S飛行場を出発して、所謂飛石伝とびいしづたいの航路で、太平洋横断の壮途そうとに向う当日であった。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
もうそれほど遅くなったのかと思って、時計をさがし出しにかかったところへ女中が飛石伝とびいしづたい縁側えんがわから首を出した。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)