宝性寺ほうしょうじ)” の例文
尤も東にあるのが船橋の宝性寺ほうしょうじ、日蓮宗で、其草葺の屋根と大きな目じるしのとちの木は、小さく彼の縁から指さゝれる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
南のは東覚院とうがくいん宝性寺ほうしょうじ安穏寺あんのんじ、北のは——寺、——寺、東にも、西にも、おのがじし然も申合わせた様に、我君ねむりませ、永久とこしえに眠りませ、と哀音長く鳴り連れて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)