“宗右衛門”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そえもん50.0%
そうえもん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その話にると、奥畑は始終宗右衛門そえもん町辺に出没するばかりでなく、どうやら馴染なじみの女などがあるらしいと云うのであった。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
次々と云うのは、宗右衛門そえもん町の芸者の外にも、或る踊り子と関係して、子まで生ませていたのであった。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
宗右衛門そうえもんの長女けいはもう二十一歳になっていて、生得しょうとくやや勝気なので、母をして五百のことに従わしめようとする。母はこれを拒みはせぬが、さればとて実行の方へは、一歩も踏み出そうとはしない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)