安倍泰親あべのやすちか)” の例文
幸いに、死者や民家の被害は、思ったほどでもなかったと分って、数日の後には、人々もややほっとして、災後の始末に奔命ほんめいしていたが、陰陽師おんようじ安倍泰親あべのやすちか
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この占いを持って安倍泰親あべのやすちかのもとへ行き、しかと考えさせて、吉凶の勘状を取って参れ」
「おお、安倍泰親あべのやすちかどのか」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
久我大納言顕通こがのだいなごんあきみちの子で、仁安にんあん元年座主となり、当時天下第一と言われる程の智識と高徳を備えた人で、上からも下からも、尊敬されていた人だったが、ある時、陰陽師おんようし安倍泰親あべのやすちか
陰陽師おんようし安倍泰親あべのやすちか内裏だいりにかけつけて