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孩児
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あかんぼ
ふりがな文庫
“
孩児
(
あかんぼ
)” の例文
旧字:
孩兒
お蔭で学者は細君に
小
(
こ
)
つ
酷
(
ぴど
)
く叱り飛ばされてしまつた。無理はない、どんな学者の事業だつて、女の生む「
孩児
(
あかんぼ
)
」に比べると、ほんの
無益物
(
やくざもの
)
に過ぎないのだから。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その紫色の陰影の中に、手足を
蠢
(
うごめ
)
かして
藻掻
(
もが
)
いている
孩児
(
あかんぼ
)
の
幻影
(
まぼろし
)
を見た。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
古綿が蛙に化けるなぞは
羅馬
(
ローマ
)
の帝政時代にも無かつた事なので、流石にモムゼンも
吃驚
(
びつくり
)
した。で、
側
(
そば
)
へすり寄つてよく見ると、古綿のやうなのは、その頃生れたばかりの
孩児
(
あかんぼ
)
であつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“孩児”の意味
《名詞》
孩児(がいじ)
嬰児。幼子。「孩」は「いとけない」の意。
(出典:Wiktionary)
孩
漢検1級
部首:⼦
9画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“孩”で始まる語句
孩子
孩兒
孩
孩提
孩兒愚且魯