孟孫もうそん)” の例文
孟孫もうそんが孝の道を私にたずねたので、私はただ、はずれないようになさるがいい、とこたえておいたよ。」
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
魯の国は季孫・叔孫しゅくそん孟孫もうそん三氏の天下から、更に季氏のさい・陽虎のほしいままな手に操られて行く。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
孟懿子もういし、孝を問う、子曰く、たがうことなかれと。樊遅御はんちぎょたり。子之に告げて曰く、孟孫もうそん、孝を我に問う。我対えて曰く、違うこと無かれと。樊遅はんち曰く、何の謂ぞやと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
季孫きそん叔孫しゅくそん孟孫もうそんの三氏は、ともに桓公の血すじをうけた魯の御三家で、世にこれを三かんと称した。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)