存義ぞんぎ)” の例文
「今朝春の小槌こづちを出たり四方よもの人 存義ぞんぎ」という句と全然同じ行き方ではないが、新春そのものを包括して、ある形の下に現したのが、この種の句の特色をなしている。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
今朝けさ秋と知らで門掃く男かな 存義ぞんぎ
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)