“子醇”の読み方と例文
読み方割合
しじゆん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「鵜川段々世話いたしくれられ候由、此事御申伝尚御たのみ可被下奉願上候。」鵜川は子醇しじゆんであらう。事は北条氏の不幸に連繋してゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
鵜川名は某、あざな子醇しじゆん、その人となりをつまびらかにせぬが、十三日の夜酒肴を齎して茶山を小川町の阿部邸に訪うたと見える。平井は澹所たんしよ、黒沢は雪堂であらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茶山は此月に鵜川子醇しじゆん等を伴つて、不忍池へ蓮を看に往つて、帰途に蘭軒の病牀を訪うた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)