嬰兒をさなご)” の例文
新字:嬰児
今やわがことばは(わが想起おもひいづることにつきてさへ)、まだ乳房ちぶさにて舌を濡らす嬰兒をさなごことばよりもなほらじ 一〇六—一〇八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
續いてまた、汝の貧しかりしことは汝が汝の聖なる嬰兒をさなごを臥さしめしかの客舍にあらはるといひ 二二—二四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
我見しに民その下にて手を伸べつゝ葉にむかひて何事をかよばはりゐたり、罪なき嬰兒をさなご物を求めて 一〇六—
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
常よりもいと遲く目を覺しゝ嬰兒をさなごが、顏を乳のかたにむけつゝ身を投ぐるはやささへ 八二—八四
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)