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嬢子
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ヲトメ
ふりがな文庫
“
嬢子
(
ヲトメ
)” の例文
旧字:
孃子
家の
刀自
(
トジ
)
たちが、物語る口癖を、さつきから思ひ出して居た。
出雲宿禰
(
イヅモノスクネ
)
の分れの家の
嬢子
(
ヲトメ
)
が、多くの男の言ひ寄るのを煩しがつて、身をよけ/\して、
何時
(
イツ
)
か、山の林の中に分け入つた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だが併し、あの郎女は、藤原四家の
系統
(
スヂ
)
で一番、
神
(
カム
)
さびたたちを持つて生れた、と謂はれる娘御である。今、
枚岡
(
ヒラヲカ
)
の
御神
(
オンカミ
)
に仕へて居る
斎
(
イツ
)
き
姫
(
ヒメ
)
の
罷
(
ヤ
)
める時が来ると、あの
嬢子
(
ヲトメ
)
が替つて立つ筈だ。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
汝
(
ワケ
)
は聞き出したね。
南家
(
ナンケ
)
の
嬢子
(
ヲトメ
)
は、どうなつた——。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
嬢
常用漢字
中学
部首:⼥
16画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“嬢”で始まる語句
嬢
嬢様
嬢々
嬢等