トップ
>
妻恋坂
>
つまこいざか
ふりがな文庫
“
妻恋坂
(
つまこいざか
)” の例文
旧字:
妻戀坂
空模様が
険呑
(
けんのん
)
であったのに、道具を肩にして出かけると、はたして
御成
(
おなり
)
街道から五軒町の裏を
妻恋坂
(
つまこいざか
)
にのぼりかけた時分に、夕立の空からポツリポツリ。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
江戸は
妻恋坂
(
つまこいざか
)
に、あの辺いったいの広大な地を領して、その
豪富
(
ごうふ
)
諸侯
(
しょこう
)
をしのぎ、また、剣をとっては当節府内にならぶものない
十方不知火流
(
じっぽうしらぬいりゅう
)
の開祖、
司馬
(
しば
)
老先生の道場が
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
七兵衛とお松は
煙
(
けむ
)
に捲かれて、あとをついて行くと、湯島の高台に近い
妻恋坂
(
つまこいざか
)
の西に
外
(
はず
)
れた裏のところ、
三間間口
(
さんげんまぐち
)
を二間の
黒塀
(
くろべい
)
で、一間のあいだはくぐりの
格子
(
こうし
)
で
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「
妻恋坂
(
つまこいざか
)
だ。あそこの司馬道場、存じておるであろう。急いでやれ」
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
いつのまに変ったか、これは
妻恋坂
(
つまこいざか
)
のお絹であります。
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「やあ
妻恋坂
(
つまこいざか
)
の女将軍!」
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
妻
常用漢字
小5
部首:⼥
8画
恋
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
“妻恋坂”で始まる語句
妻恋坂下