妄論もうろん)” の例文
クリストフはそれらの妄論もうろんに、深い注意をもって耳を傾け、それを論議するのにいたく骨折った。彼はその一部には同感を覚え、自分と同じ思想を多少認めた。
「蜀に孔明あり、剣閣の難所あり、決してさような妄論もうろんにお耳をかし給わぬように」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)