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如是我聞
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にょぜがもん
ふりがな文庫
“
如是我聞
(
にょぜがもん
)” の例文
「いずれ、それは……その、
如是我聞
(
にょぜがもん
)
という処ですがね。と時に、見附を出て、
美佐古
(
みさご
)
(鮨屋)はいかがです。」
古狢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
神が出ても仏が出てもいっこう
差支
(
さしつかえ
)
ないが、たかが
如是我聞
(
にょぜがもん
)
の一二句で、あれ程の人騒がせをやるのみならず、不動様まで騒がせるのは、開明の
今日
(
こんにち
)
はなはだ穏かならぬ事と思う。
明治座の所感を虚子君に問れて
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
最初に『
灤陽鎖夏録
(
らんようしょうかろく
)
』六巻を編み、次に『
如是我聞
(
にょぜがもん
)
』四巻、次に『
槐西雑誌
(
かいせいざっし
)
』四巻、次に『
姑妄聴之
(
こもうちょうし
)
』四巻、次に『
灤陽続録
(
らんようぞくろく
)
』六巻を編み、あわせて二十四巻に及んだものを集成して
中国怪奇小説集:17 閲微草堂筆記(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
こんな
如是我聞
(
にょぜがもん
)
などという拙文をしたためるのは、気が狂っているからでもなく、思いあがっているからでもなく、人におだてられたからでもなく、
況
(
いわ
)
んや人気とりなどではないのである。
如是我聞
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
すなわちいわゆる
如是我聞
(
にょぜがもん
)
、こういう話があるのだから語らずにはおられぬという中でも、やはりうそだとは思わずに、聴いてくれるような聴手の、少しでも多いことを念じていたのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
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発端
(
ほったん
)
如是我聞
(
にょぜがもん
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
是
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
我
常用漢字
小6
部首:⼽
7画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“如是我”で始まる語句
如是我説