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奴国
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なこく
ふりがな文庫
“
奴国
(
なこく
)” の例文
「王よ。我は我の夫と
奴国
(
なこく
)
の国を廻って来た。奴国の王子は不弥の国を亡した。爾は我を愛するか。我は不弥の王女卑弥呼という。」
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
その夜から、
奴国
(
なこく
)
の野心ある多くの
兵士
(
つわもの
)
たちは、
不弥
(
うみ
)
の女を捜すために宮を発った。彼らの中に
荒甲
(
あらこ
)
という一人の兵士があった。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
奴国
(
なこく
)
の宮では、
長羅
(
ながら
)
は
卑弥呼
(
ひみこ
)
を失って以来、一つの部屋に横たわったまま起きなかった。彼は彼女を探索に出かけた
兵士
(
つわもの
)
たちの帰りを待った。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
“奴国”の解説
奴国(なこく、なのくに)とは、1世紀から3世紀前半にかけて、『後漢書東夷伝』や『魏志倭人伝』『梁書倭伝』『北史倭国伝』にあらわれる倭人の国である。大和時代の儺県(なのあがた)のちの那珂郡・席田郡・御笠郡・糟屋郡(現在の福岡県福岡市・春日市)に存在したと推定する研究者が多い福岡県の那珂川市を源流とし博多湾に注ぐ二級河川の名称が那珂川(なかがわ)であり、博多湾はかつて那津(なのつ)と呼ばれていた。。
(出典:Wikipedia)
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“奴”で始まる語句
奴
奴隷
奴等
奴僕
奴婢
奴輩
奴凧
奴原
奴袴
奴姿