女塾じょじゅく)” の例文
時雄は種々いろいろに煩悶した後、細君の姉の家——軍人の未亡人で恩給と裁縫とで暮している姉の家に寄寓させて、其処そこから麹町こうじまちの某女塾じょじゅくに通学させることにした。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)