奈様いか)” の例文
旧字:奈樣
私が君に山上の冬を待受けることの奈様いかに恐るべきかを話した。しかしその長い寒い冬の季節が又、信濃しなのける最も趣の多い、最も楽しい時であることをも告げなければ成らぬ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)