“天狗（テング）” の例文

石匕　石鏃（せきぞく）石錐抔（いしきりなど）と同質（どうしつ）にして其大さ是等の五倍或は十倍なる物有り。形状（けいじよう）は長方形（ちようはうがた）、橢圓形（たいえんがた）、三角形（さんかくがた）等の不規則（ふきそく）なるものにして一部に必ず短（みじか）き把柄有り。此の如き石器（せきき）を俗（ぞく）に天狗（テング）の飯匙（メシカヒ）と呼（よ）ぶ。

コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) ／ 坪井正五郎(著)

狐ノ屁玉（ヘダマ）、妙な名である。また天狗（テング）ノ屁玉（ヘダマ）という。

植物一日一題 (新字新仮名) ／ 牧野富太郎(著)

“天狗”の意味

《名詞》
天狗 (てんぐ)

(古用法、まれ)古代中国の伝説で凶事を知らせる流星、天狗星。または、それを擬した神獣。

日本の妖怪で山伏の服装で、赤ら顔をして鼻が高く、神通力があり翼で飛翔し、手足の爪が長く手に金剛杖や太刀、団扇を持つ。仏道を妨げる魔性ともされる。

（比喩）自慢すること。高慢なこと。うぬぼれること。増長すること。またそのような人。
(出典:Wiktionary)

“天狗”の解説

天狗（てんぐ）は、日本の伝承に登場する神や妖怪ともいわれる伝説上の生き物。一般的に山伏の服装で赤ら顔で鼻が高く、翼があり空中を飛翔するとされる。俗に人を魔道に導く魔物とされ、外法様ともいう。
(出典:Wikipedia)

天	常用漢字 小１ 部首:⼤ 4画
狗	漢検準1級 部首:⽝ 8画