“天安”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんやす50.0%
てんあん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このなかの“天安てんやす”が“天家寿てんやす”だと、話がすこしこんがらがって来る。……尚、この分にだけ、明治四年十月と、はッきり、年代が入っている。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
さればこゝにも天安てんやすが、家台見世から仕上たる、二階造の大道具、其小道具の器物迄、そつくり跡を引受けて、彼十二時の趣向に基き、下料やすいを名代看板に、再び見世をあけ六ツから、廓帰の御入来あらば
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
なくしてはならずと種々いろ/\に機嫌をとり面白おもしろい本を御覽ごらんに入申さんとぞんじて持參致したり少しよみ申べし御聞なされよと佐竹殿小田山よりおとかけ天安てんあんこもりたる小田の城を一時に攻落せめおとしたる佐竹家の武功ぶこう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)