“大閼”の読み方と例文
読み方割合
たいえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まもなく問題の大閼たいえん氏が病死し、単于ぜんうていに呼戻されたとき、李陵りりょうは人間が変わったように見えた。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
心配はらぬと単于は言う。だが母の大閼たいえん氏が少々うるさいから——というのは、相当の老齢でありながら、単于の母は李緒と醜関係があったらしい。単于はそれを承知していたのである。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)